2026年2月16日
「粉瘤ってなに?」
「これって粉瘤だと思うど違うのかな、、、」
「ふくらみは小さいけど臭って嫌だな。」
「粉瘤は切除した方が良いのかな?」
「粉瘤って自然となくならないの?」
そんな疑問について解説してきます。
粉瘤とは
皮膚の中に袋状の構造ができ、その中に垢(あか)や皮脂がたまってふくらんで出来る良性の腫瘍のことです。
全身どこにでもできる可能性があり、触るとしこりとして触れます。
医療用語では「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」とも呼ばれます。
この袋は皮膚と同じような構造をしています。
毛穴が詰まり垢や皮脂が排出できず老廃物が溜まっていくことで生じます。
放っておくと少しずつですが大きくなります。
粉瘤の原因について
粉瘤は、皮膚の表面にある細胞が皮膚の内部に入り込み、袋状の構造を形成することで発生します。
この袋の中には、表面の細胞や垢、皮脂などが蓄積され、少しずつ大きくなります。
「脂が出てきちゃった」と感じることもあるかと思いますが、粉瘤の内容物のメインは皮膚表面の細胞(角質、垢)なのです。
しかしなぜ内容物が溜まってしまうのか。
明確な原因がなくても起こってしまうことがほとんどです。
転倒などで皮膚をすりむいたりニキビなどで炎症を起こすと、
しばらくして粉瘤ができていることに気づくこともあったりします。
脂性肌の人ができやすかったり、遺伝的な体質が関係しているケースもあります。
粉瘤の治療について
炎症性粉瘤について
痛みがあったり赤く腫れている炎症のある状態では根治の手術ができません。
まずは炎症をおさめる治療に専念します。
・抗生剤の内服・外用
・症状次第では、切開排膿(局所麻酔で行います。)
・細菌の検査に提出
切開後には出血の確認や傷の経過を確認させていただくため、複数回の通院が必要となります。
それらの加療で炎症のピークが過ぎれば、その後は自然免疫で炎症は徐々に治まり、しこりも小さくなります。
しかし、しこりが元の大きさ以上に小さくなることはありません。
完全に治すには、手術で取り除く必要があります。
根治の手術は炎症がとれてから1~2か月後に行うようにしましょう。
粉瘤について
炎症がない状態の粉瘤であれば、そもそもは良性腫瘍のため経過観察も可能です。
しかし自然になくなる事はありません。そして少しずつ少しずつ大きくなっていきます。
そして炎症があまりなくても、臭いを発してくることもあります。
小さいうちに切除した方が傷も小さくて済みます。
粉瘤切除についてお悩みの方は、
当院で粉瘤の手術も可能ですので希望の方はご相談ください。
(頭、手のひら、足底は当院では行っておりません。)